浮気相手の家へ行く途中、バイクで事故を起こした旦那さん

近所に住んでいる友人女性の話です。
友人は21歳の時に結婚しました。相手の男性とは高校生の時に出会ってからの付き合いで、これまで喧嘩などしたことがなく、いつ見ても誰が見ても仲良しのカップルでした。

結婚してすぐに妊娠して長女を出産、2年後には長男を出産して、家族四人となってからも本当に幸せそうな家族でした。
ところが子どもたちが小学校に通うようになってから、旦那さんが仕事から変える時刻が時々遅くなるようになりました。旦那さんは大工をしていたので、帰宅する時刻は毎日早い方だったのです。

最初は旦那さんは男友達と飲みに行っている……と友人は私に話してくれていました。しかし帰宅が遅くなることが増えるにつれて、だんだんと旦那さんの話をすることもなくなりました。なんとなく怪しいと思って気になっていたのですが、尋ねることもできなくて気にしていたら家族で出かける機会が減ったと感じるようになりました。

バイク事故で入院

そんなある日、旦那さんが事故を起こして入院したと友人から聞きました。
旦那さんはバイクに乗って仕事に行っていたのですが、仕事の帰りにパチンコ屋さんに行く途中でバイクで転けて怪我をしたと言うのです。ちょうど夕立のあった夜で、濡れた路面でタイヤが滑って転倒したそうです。自損事故だったので良かったと友人は話していましたが、かなり落ち込んだ様子でした。

後日友人にお見舞いを渡しましたが、友人の顔はまだ暗く沈んでいて、かなり落ち込んだ様子でとても気になっていました。
何週間か経って、そろそろ旦那さんは退院かと尋ねたのですが、まだだと言われて何故かはっきりした答えが返ってきませんでした。しばらく旦那さんのことは聞かないでおこうと決めて、黙っていることにしました。
ですが、旦那さんは帰ってきませんでした。
家を出て行ったと友人から話してくれたのです。
さすがに黙っていられずに、どうしたのかと尋ねると、事故の日のことを教えてくれました。

パチンコに行くというのは嘘

旦那さんは浮気相手の家に向かう途中に事故に遭ったそうです。友人にもパチンコ屋さんに行くと嘘をついていました。
旦那さんが入院中に、友人と浮気相手が病院で鉢合わせてしまい、ばれたのだと教えてくれました。しかも浮気相手は妊娠していました。
そのまま、旦那さんは家に帰らずに浮気相手のところへ出て行ってしまいました。
裁判にはならず示談で済ませ、子どもたちの親権は友人が持ち、引き取りました。慰謝料はなく、養育費を払ってもらっているそうです。
友人はしばらく落ち込んでいましたが、今ではすっかり吹っ切れたようで元気に働いています。

※補足説明
あきらかな旦那さんの有責です。慰謝料が認められるケースですが、無い袖は振れないのも現実です。生まれてくる赤ん坊のことを考えて、慰謝料を請求しなかったのかもしれませんね。

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